しおんの王(漫画)第四十六手 時間の罠。感想
何とか年内に書けましたけれど、滅茶苦茶遅れました。すいません。
そして、先に別記事で告知しておくべきでしたね。しおんの王最新第7巻が1月23日発売決定! はい。しおんファンならもう大概の人が知ってると思いますが……。
第4巻と第5巻の間はかなり空いてたように思いますけれど、これで第3巻の頃のペースに戻ったみたいですね。第6巻と連載を読み始めた話との間にミッシングリンクが生じているので物語りも大詰めに入った今かなりありがたいです。
さて、本編感想に入る前に、講談社から大切なお知らせとお詫びがあるそうです。


なんだ。またミスか……。って、ちょっと待てやこらっ!
だってしおんアニメ化やアフタ祭りに伴って、しおんの王第6巻がほとんどの本屋で山積みされているんですよ? 初版どんだけ刷っちまったんだよ。次の版以降で訂正してももはや完全に手遅れじゃねぇか。もっとも私の場合はアフタ購読してたからまだ良かったけれど、単行本派の人間はどうするんだよ。
とはいえ私も学校の文芸誌の編集長である以上、あんまり他人事のように言ってられないんですよねー。こんなミスをしちゃダメなのには変わりないんですが。
そして、先に別記事で告知しておくべきでしたね。しおんの王最新第7巻が1月23日発売決定! はい。しおんファンならもう大概の人が知ってると思いますが……。
第4巻と第5巻の間はかなり空いてたように思いますけれど、これで第3巻の頃のペースに戻ったみたいですね。第6巻と連載を読み始めた話との間にミッシングリンクが生じているので物語りも大詰めに入った今かなりありがたいです。
さて、本編感想に入る前に、講談社から大切なお知らせとお詫びがあるそうです。
単行本6巻の解説ページの棋譜に間違いがありました。かとりまさる氏の棋譜を掲載する際に、担当者の不注意により間違いがありました。正しくは以下の通りです。お詫びして訂正させていただきます。


なんだ。またミスか……。って、ちょっと待てやこらっ!
だってしおんアニメ化やアフタ祭りに伴って、しおんの王第6巻がほとんどの本屋で山積みされているんですよ? 初版どんだけ刷っちまったんだよ。次の版以降で訂正してももはや完全に手遅れじゃねぇか。もっとも私の場合はアフタ購読してたからまだ良かったけれど、単行本派の人間はどうするんだよ。
とはいえ私も学校の文芸誌の編集長である以上、あんまり他人事のように言ってられないんですよねー。こんなミスをしちゃダメなのには変わりないんですが。
今月のさおりん



以上。今月の台詞やモノローグはこれで全て。登場してる場面は最後のほうの↓もあったけれど……。

先月以上に空気化してますね……。羽仁名人やしおんちゃんの強さを際立たせるための踏み台にされていた頃の方がまだましだったか?
悟からの伝言をもらって(まさか名人が……)という思考をしているのでさすがに久谷よりか重要な立ち位置にはいますけれど、解説役としては明らかに久谷がメインですし。チャンスは少ないですけれどさおりんは名誉挽回できるんでしょうか……。
今月の歩きゅん

決意を固めた瞬間、目が男に戻ってたZE。とはいえそれが良いんですがw
歩きゅんは女装ってレベルじゃねーぞ! ってくらいに骨格やら目のあたりやらの印象が大幅に変わりますけれど、これは結構上手く出来てると思います。垂れ目と釣り目は……ほら、アレ、表情ですよ。
3巻表紙のような詐欺師歩きゅんも良いですけれど、ちゃんとした女装少年っぽい歩きゅんも好きです。というか本来そうすべきなんですがねw
今月のしおんちゃん

で、その歩君からのプレゼントはどこにつけてるのかなぁ?w まったく、詰めの甘さは何とかして欲しいですよ。
今月の将棋
相変わらずの口三味線……まぁそれが将棋漫画って物なんでしょうけれど、記録係とかがどういう反応をしているのか少し気になりますね。しおんの王では検討室の反応が描かれることが多くて、記録係の描かれる事が少ない気がします。オープントーナメントでも決勝トーナメントまで入ったら絶対に記録係がいるはずですけれどね。
さて、将棋の内容は相変わらず激しいです。しおんちゃんは左辺から小駒と角を使って攻め立てます。一方名人は飛車を打って守りに利かせつつ、居玉壁銀のしおんちゃんに対し垂れ歩を絡めながらダイレクトかつダイナミックに攻め立てます。今月終了時点で図のようになり、しおん玉はかなり危ない状態。

(使用時間や対局日時は適当なので気にしないで下さい)
途中通りすがりのおっさんが言ってましたけれど、相変わらずの居玉居飛車が良くない状態です。さらに4八銀が結局壁になってしまっているのもあまりよろしくないかもしれません。「紫音さんのほうが名人より優勢じゃないかってカキコミがどんどん増えてますよ!?」とのことですが、居玉居飛車がネックになっているのは確かな事だと思います。ただ名人も居玉で、挟撃体制を築けば一気に名人玉は狭くなります。他方、紫音玉は現在壁になっている金銀や今までずっと働いてこなかった飛車を上手く守りに使えれば、龍・金・銀・成桂のみで攻め立てるのは少々困難かも知れません。こうなれば持ち駒の差が効いてきます。久谷が「攻め合いになって名人が優位に立ったと思ったけれどここさえ凌げばあるいは紫音のほうが!」と言っているのはこういうことでしょうね。
この局面において紫音の次の一手としてパッと見一番に思い浮かぶのは▲5八金と金を上げて逃げ道を作る手でしょうか。一応詰めろ解除にはなっています。ただ、△6九銀が単純ながら怖い手。以下▲5七銀ならば△5八銀成▲同飛△6九金▲4八玉△5九金打というのがへっぽこなりに思い浮かぶ手順です。以下飛車を見捨てて玉を逃げるしかなくなるはずです。もっとも、この手順は金の無駄遣いな感があり、しかも難解ですから間違っているのかもしれませんが……。△5九金打のところで△5九飛も思い浮かびますが、いずれにしろ攻めるためにはもう一枚残った金を打つしかなくなるのでこちらもあまり効率は良くないかも知れません。
次に思い浮かぶのが▲6八金と飛車に当てながら駒を打つ手。一見手堅いうえ、次の一手で十中八九飛車を逃げてくれるので貴重な手番を得ることができます。しかしながら、壁が解消されず、おまけに攻めるための駒を一枚失ってしまうのが難点です。漫画風に言うならば「心が弱いほうに流された人間の指す手」って感ですw(悪い手って訳じゃないはずですが)
ただ、先月指された△4五成香の意味がいまだに謎のままです。しおんちゃんはこの将棋について(私に将棋を教えているような……)と感じていますけれど、先月の小切手といい、名人の真意はなかなか汲み取れませんねぇ……。
事件の展開(激・ネタバレ注意)
犯人でないと判明し、5巻の変態チックドSな感じからは想像もできないくらい、羽仁悟が捜査に協力的になりました。もっとも、羽仁悟は本来ちょっと胡散臭いだけで最初っから真剣に事件の真相を追っていた訳ですが。
8年前の事件の真相を追究するもの同士、横山と悟はその旅館で謎解きを始めます。
その中での悟の回想シーン。

うん。ホント心配に及ばないよ。だって昔の私はもっと酷かったもん。ちなみにガスは止められてませんでした。
しかしアカギレには水絆創膏、っつーのは知らなかったな。前時代的な治療でしょうか。それにしても原作者の歳(ry
冗談はさておき「今月の羽仁悟」として印象に残ったのはこれですね。

ううむ、これは将棋指しとしての一種の意地と同時に、彼の中で兄が未だに大きい存在である事を物語っていますね。
さて、悟は羽仁名人を疑っており、この旅館に来たのもそのため。いくつか名人が犯人である事を臭わせる物(状況証拠ともまだ言い難いほどですが)も出てきました。ただ名人は犯行当日この旅館に居たというアリバイがあり、名人の犯行はまず考えられない状態、だったのですが、

そう。それが時間の罠。しかし問題なのはあくまでギリギリ、という事。車の準備といい、家への侵入、その後の行動といい、かなりてきぱきやらなければならないハズ。
と、なれば、石渡家と深く通じる共犯者 がいたと考えるのは自然の事。そして犯人と石渡家の接点となったその人物とは、まさか……、
3巻あたりから貼り続けられた伏線にようやく答えが出ようとしています。もしこの第四十六手の最後に出た結論が正しかったとすれば、「君のような子供が欲しかった」という言葉、横山刑事の側にくっついてるのっぽ(名前忘れた)の推測が一本の線でつながります。
ただ、何故死んでしまったのか、安岡幸子の弟との関係など、残された謎は深く、多く残されたまま……。
特に安岡幸子の弟という伏線は、3巻でさりげなく貼られたまま今まで全く触れられていないのがまた不気味です。安岡幸子犯人説など、某匿名掲示板などではさまざまな憶測が飛び交ってますけれど、まだもう一波乱ありそうなだけにこれからも事件の展開から目が離せません。
かとりまさるさんは昔ティーンズ小説でラブコメサスペンスを書いてましたけれど、まさに面目躍如といったところでしょうか。これでもうちょっと詰めの甘さを何とかしてくれれば(苦笑)。
最後に軽く「違った角度」からの推測を行いたいと思います。
これまで全部で6巻の単行本が出ましたけれども、そのいずれもが6話収録となっています。そしてしおんの王は当然の事ながら月一で連載され、しかも安藤慈朗先生はどうやら休載はしないタイプの漫画家のようです。
単行本第6巻に収録されているのは'06年11月号〜'07年4月号に掲載されたものであり、これまでの法則から類推すると第7巻には'07年5月号〜'07年10月号掲載分が収録され、将来刊行されるであろう第8巻には'07年11月号〜'08年4月号掲載分が収録されると思われます。
今感想を書いている第四十六手は'08年2月号に掲載されており、全8巻で丁度収めようとするとあと2話で完結という事になります。
展開的に全9巻まで引き伸ばすのは困難ですからまずこれで間違いないと思いますけれど、7巻8巻9巻でこれまでの法則を崩して5話・5話・5話の振り分け方をしたり、7巻や8巻の収録話数を増やしたりという事も一応考えられるのでまぁ断定は出来ませんけれど。
今月の著者近況(かとりまさるのみ)
安藤慈朗先生は相変わらずの「ま た ぬ こ か」なので、こちらのみ紹介。

そうだよねー。しょうぎかいにねー。いるわけないよねー。



以上。今月の台詞やモノローグはこれで全て。登場してる場面は最後のほうの↓もあったけれど……。

先月以上に空気化してますね……。羽仁名人やしおんちゃんの強さを際立たせるための踏み台にされていた頃の方がまだましだったか?
悟からの伝言をもらって(まさか名人が……)という思考をしているのでさすがに久谷よりか重要な立ち位置にはいますけれど、解説役としては明らかに久谷がメインですし。チャンスは少ないですけれどさおりんは名誉挽回できるんでしょうか……。
今月の歩きゅん

決意を固めた瞬間、目が男に戻ってたZE。とはいえそれが良いんですがw
歩きゅんは女装ってレベルじゃねーぞ! ってくらいに骨格やら目のあたりやらの印象が大幅に変わりますけれど、これは結構上手く出来てると思います。垂れ目と釣り目は……ほら、アレ、表情ですよ。
3巻表紙のような詐欺師歩きゅんも良いですけれど、ちゃんとした女装少年っぽい歩きゅんも好きです。というか本来そうすべきなんですがねw
今月のしおんちゃん

で、その歩君からのプレゼントはどこにつけてるのかなぁ?w まったく、詰めの甘さは何とかして欲しいですよ。
今月の将棋
相変わらずの口三味線……まぁそれが将棋漫画って物なんでしょうけれど、記録係とかがどういう反応をしているのか少し気になりますね。しおんの王では検討室の反応が描かれることが多くて、記録係の描かれる事が少ない気がします。オープントーナメントでも決勝トーナメントまで入ったら絶対に記録係がいるはずですけれどね。
さて、将棋の内容は相変わらず激しいです。しおんちゃんは左辺から小駒と角を使って攻め立てます。一方名人は飛車を打って守りに利かせつつ、居玉壁銀のしおんちゃんに対し垂れ歩を絡めながらダイレクトかつダイナミックに攻め立てます。今月終了時点で図のようになり、しおん玉はかなり危ない状態。

(使用時間や対局日時は適当なので気にしないで下さい)
途中通りすがりのおっさんが言ってましたけれど、相変わらずの居玉居飛車が良くない状態です。さらに4八銀が結局壁になってしまっているのもあまりよろしくないかもしれません。「紫音さんのほうが名人より優勢じゃないかってカキコミがどんどん増えてますよ!?」とのことですが、居玉居飛車がネックになっているのは確かな事だと思います。ただ名人も居玉で、挟撃体制を築けば一気に名人玉は狭くなります。他方、紫音玉は現在壁になっている金銀や今までずっと働いてこなかった飛車を上手く守りに使えれば、龍・金・銀・成桂のみで攻め立てるのは少々困難かも知れません。こうなれば持ち駒の差が効いてきます。久谷が「攻め合いになって名人が優位に立ったと思ったけれどここさえ凌げばあるいは紫音のほうが!」と言っているのはこういうことでしょうね。
この局面において紫音の次の一手としてパッと見一番に思い浮かぶのは▲5八金と金を上げて逃げ道を作る手でしょうか。一応詰めろ解除にはなっています。ただ、△6九銀が単純ながら怖い手。以下▲5七銀ならば△5八銀成▲同飛△6九金▲4八玉△5九金打というのがへっぽこなりに思い浮かぶ手順です。以下飛車を見捨てて玉を逃げるしかなくなるはずです。もっとも、この手順は金の無駄遣いな感があり、しかも難解ですから間違っているのかもしれませんが……。△5九金打のところで△5九飛も思い浮かびますが、いずれにしろ攻めるためにはもう一枚残った金を打つしかなくなるのでこちらもあまり効率は良くないかも知れません。
次に思い浮かぶのが▲6八金と飛車に当てながら駒を打つ手。一見手堅いうえ、次の一手で十中八九飛車を逃げてくれるので貴重な手番を得ることができます。しかしながら、壁が解消されず、おまけに攻めるための駒を一枚失ってしまうのが難点です。漫画風に言うならば「心が弱いほうに流された人間の指す手」って感ですw(悪い手って訳じゃないはずですが)
ただ、先月指された△4五成香の意味がいまだに謎のままです。しおんちゃんはこの将棋について(私に将棋を教えているような……)と感じていますけれど、先月の小切手といい、名人の真意はなかなか汲み取れませんねぇ……。
事件の展開(激・ネタバレ注意)
犯人でないと判明し、5巻の変態チックドSな感じからは想像もできないくらい、羽仁悟が捜査に協力的になりました。もっとも、羽仁悟は本来ちょっと胡散臭いだけで最初っから真剣に事件の真相を追っていた訳ですが。
8年前の事件の真相を追究するもの同士、横山と悟はその旅館で謎解きを始めます。
その中での悟の回想シーン。

うん。ホント心配に及ばないよ。だって昔の私はもっと酷かったもん。ちなみにガスは止められてませんでした。
しかしアカギレには水絆創膏、っつーのは知らなかったな。前時代的な治療でしょうか。
冗談はさておき「今月の羽仁悟」として印象に残ったのはこれですね。

ううむ、これは将棋指しとしての一種の意地と同時に、彼の中で兄が未だに大きい存在である事を物語っていますね。
さて、悟は羽仁名人を疑っており、この旅館に来たのもそのため。いくつか名人が犯人である事を臭わせる物(状況証拠ともまだ言い難いほどですが)も出てきました。ただ名人は犯行当日この旅館に居たというアリバイがあり、名人の犯行はまず考えられない状態、だったのですが、

そう。それが時間の罠。しかし問題なのはあくまでギリギリ、という事。車の準備といい、家への侵入、その後の行動といい、かなりてきぱきやらなければならないハズ。
と、なれば、石渡家と深く通じる
3巻あたりから貼り続けられた伏線にようやく答えが出ようとしています。もしこの第四十六手の最後に出た結論が正しかったとすれば、「君のような子供が欲しかった」という言葉、横山刑事の側にくっついてるのっぽ(名前忘れた)の推測が一本の線でつながります。
ただ、何故死んでしまったのか、安岡幸子の弟との関係など、残された謎は深く、多く残されたまま……。
特に安岡幸子の弟という伏線は、3巻でさりげなく貼られたまま今まで全く触れられていないのがまた不気味です。安岡幸子犯人説など、某匿名掲示板などではさまざまな憶測が飛び交ってますけれど、まだもう一波乱ありそうなだけにこれからも事件の展開から目が離せません。
かとりまさるさんは昔ティーンズ小説でラブコメサスペンスを書いてましたけれど、まさに面目躍如といったところでしょうか。これでもうちょっと詰めの甘さを何とかしてくれれば(苦笑)。
最後に軽く「違った角度」からの推測を行いたいと思います。
これまで全部で6巻の単行本が出ましたけれども、そのいずれもが6話収録となっています。そしてしおんの王は当然の事ながら月一で連載され、しかも安藤慈朗先生はどうやら休載はしないタイプの漫画家のようです。
単行本第6巻に収録されているのは'06年11月号〜'07年4月号に掲載されたものであり、これまでの法則から類推すると第7巻には'07年5月号〜'07年10月号掲載分が収録され、将来刊行されるであろう第8巻には'07年11月号〜'08年4月号掲載分が収録されると思われます。
今感想を書いている第四十六手は'08年2月号に掲載されており、全8巻で丁度収めようとするとあと2話で完結という事になります。
展開的に全9巻まで引き伸ばすのは困難ですからまずこれで間違いないと思いますけれど、7巻8巻9巻でこれまでの法則を崩して5話・5話・5話の振り分け方をしたり、7巻や8巻の収録話数を増やしたりという事も一応考えられるのでまぁ断定は出来ませんけれど。
今月の著者近況(かとりまさるのみ)
安藤慈朗先生は相変わらずの「ま た ぬ こ か」なので、こちらのみ紹介。

そうだよねー。しょうぎかいにねー。いるわけないよねー。
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